SSCA2.0 スマートコミュニティ協議会

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SSCA2.0とは?(事業内容)

  • 特徴
  • 事業内容
  • 効果

咲州スマートコミュニティモデルについて

鉄道の電力線を利用し新たな電力事業の創造
鉄道に利用されている電力線を、再生可能エネルギーなどの不安定な電力の送電線として活用することで、効果的な電力の利用をめざします。
サーマルグリッドによる冷暖房の新たな地域展開
都市で利用されているエネルギーの40%は、冷暖房など熱エネルギーです。この熱を、サーマルグリッドシステム(熱融通・搬送技術)によって効率的に利用することで、さらなる省エネルギーを実現します。
消化ガスを地域で電・熱供給する事業の創設
未利用エネルギーである下水熱や太陽熱、余剰電力を用いて消化ガス(バイオガス)を製造し、
ガスの形態で、運搬・貯蔵し、地域でコージェネレーションシステムで熱電利用を行います。

咲州スマートコミュニティ システム

咲州スマートコミュニティ システム
低炭素エネルギー源
太陽光発電や風力発電の過剰電力を活用し、ヒートポンプシステム(HP)で熱に変換します。この熱を消化槽(Digestion Process)の加温に用いて、下水汚泥や、生ごみなどから消化ガス(バイオガス)をつくりだします。加温には、太陽熱(PH)や下水熱も利用することで、消化ガス(バイオガス)の自家消費を最小化することが出来ます。それにより地域で利用可能な消化ガスを最大化します。
エネルギー高効率利用
消化ガス(バイオガス)を用いたコージェネレーションシステムで、電気と熱をつくります。電気は、ルーティングシステムで、より効果的に活用し、熱はサーマルグリッドシステムで、効率的に活用します。

咲州スマートコミュニティ事業化モデル

一般的な発電事業

遠方地での大規模火力発電所での発電時の熱は運搬が困難なため、上手く利用しきれておりません。また電気の蓄電については、A/D変換時や、充放電ロスは避けられません。

本事業の事業化モデル

咲洲スマートコミュニティでは、今まで、系統電力にとって課題であった不安定な太陽光や風力発電の発電過剰時に、ヒートポンプで消化槽の加温を行い、需給のずれを吸収します。10の電力から、大気熱や下水汚泥が持つエネルギーを活用し、78のエネルギー(消化ガス)をつくりだします。このガスをコージェネレーションシステムで地域利用することによって、最終的に60のエネルギー(電気と熱)が利用可能になります。

咲洲スマートコミュニティ事業 配置

低炭素なエネルギーを高効率に誰もが利用できる仕組みを事業化し、海外展開を推めます。

大阪市の臨海部に位置する咲洲地区において、再生可能エネルギーを含む分散型エネルギーをエネルギー需要機器毎に供給可能とする技術を開発するとともに、このエネルギーネットワークに街区単位のエネルギー需給を最適制御するEMSを付加した地域融通エネルギーシステムを開発。
CO2排出量と一次エネルギー消費量の大幅な削減とともに、エネルギーの地産地消、安価で安定したエネルギー需給、地域の活性化をめざします。